新型コロナウイルス感染症予防対策
コロナ対策 | コロナ対策装置 の知識 2024年10月4日更新
新型コロナウイルス 感染状況と予防対策
全国で9月16日から9月22日までの1週間に、約22,700人が新型コロナウイルスに感染しています。
日本での新型コロナウイルス予防対策は「ウイルスとの接触(機会・濃度・時間)を減らす」感染回避策で、
これは「感染リスクは接触したウイルス粒子の数に比例する」との考えを基にしています。
「密閉・密集・密接の3密を避けろ」という理由も、3密ではウイルスに接触〜感染する確率が高まるからです。
新型コロナウイルス感染症は感染者/感染しやすい環境/感染しやすい行動が揃うと感染しやすくなります。
明らかに感染していない人同士の会話ならマスクを外していても 大丈夫ですが、感染の可能性があるのに
マスクをせず会話する人がひとりでも居ればリスクになります。
例として、感染者がマスクなしでバス移動中に会話を1時間した場合、感染率は90%以上と予測されています。
飲食の場合、食事中などでマスクをしていない人も多いので、バス移動より感染リスクが高くなります。
感染から回復できても5人にひとりが脱力感や味覚異常などの後遺症に苦しんでいるといわれていますので、
飲食の場では自衛のために、口に食べ物を運ぶとき以外はできるだけマスクを着用してください。
安全性の高さでは、@マスク着用率が高く、A会話が少なく、B滞在時間も短かく、C換気されていれば安全、
全て逆は危険、です。
なお、アウトかセーフか迷う場面は、衛生的観点では、ほぼ全てアウトです。(参考:「殺菌・衛生の基本知識」)
以下に新型コロナウイルス対策で政府・行政の発表する要請内容(自粛など)について「なぜ 必要か」
という意味・理由や、コロナ対策となる紫外線殺菌装置・オゾン殺菌装置についても説明していきます。
新型コロナウイルスが体内に侵入する経路は鼻・口・目、感染手段は2つ。
-コロナ感染は検査でしか判明せず、無自覚の感染者が感染源の大半。ウイルスは口・鼻・肛門から拡散-
@飛沫に乗ったウイルスや、浮遊ウイルスを吸い込ませる/目から侵入する
新型コロナウイルス感染者が咳・くしゃみ・話す・呼吸する際に「ウイルスを含んだ唾液飛沫(ひまつ)」は2m、
「ウイルス粒子そのもの」は4メートル程度、飛び散ります。
新型コロナウイルス感染者のくしゃみ・咳・大声の会話による飛沫は口から出た時点では水分を含んでいて、
ウイルスはマスクの繊維で飛沫と共にブロックされますが、水分が蒸発して小さくなったウイルス粒子(エアロゾル)は
空中に浮遊しており、息を吸うとマスクを透過*してしまいます。コロナウイルス・エアロゾルの粒子径は、
煙草の煙と同程度と考えられ、煙草だと匂いを感じる状況=ウイルスだと鼻の中に届く状況の可能性を示唆しています。
エアロゾルは何かに付着すると活性状態が数時間続きますので、感染者が居ても去った後でも危険な存在です。
「エアロゾル感染」はマスクをしていても起きることがある*ので最大に意識してください。
エアロゾルのウイルス数量は多くないので、「短時間の滞在」と「こまめな換気」を心掛けることが重要です。
*=後述「マスクの正しい使用方法」をご参照ください。
また、目からウイルスが入らないように安全メガネ/ゴーグル/保護シールド等で目を保護します。
Aウイルスに触れた手を口・目・鼻に運び、自分の体内にウイルスを入れてしまう
手に付いたウイルスを口に運んでしまうと危険です。こまめに手を洗い、その手でテーブルやイスの背等、
「ウイルスが付着できるところ」は触らないようにします。
細菌は1μm、花粉20〜401μm、新型コロナウイルスは0.1μm(ミクロン)**で、細菌の1/10の大きさです。
サージカル・マスクが防げる粒子(直径5μm以上)の1/50の大きさです。 (**0.1μm
= 1ミリの1/10,000)
ウイルス粒子はマスクを素通りするので、マスクで防御できている、と考えてはいけません。
試験済み静電吸着機能マスクでも「湿った呼気で帯電層は5時間ほどで減衰する」と思っていたほうが安全です。
**計量法上、ミクロンは1997年から使用が禁止されマイクロメートル(μm)を使用することになっています。
これらのことから、新型コロナウイルス防衛対策*は
(1)対人距離を取る/人との接触時間・機会をへらす
(2)手洗い・手の殺菌消毒 を欠かさない
(3)マスク着用
(4)身の回りのウイルス除去 と、なります。
*防衛対策をしっかりすることは、人に感染させないことにもつながります。
>>殺菌についての詳細な知識は こちら をご参照ください。
徳島県老人福祉施設協議会のマンガでコロナ解説は秀逸で、コロナの概容把握*に役立ちます。
*新型コロナウイルスの大きさ100nm=0.1ミクロンだけ補足します。
>>新型コロナウイルス感染症に関する情報は京都大学iPS細胞研究所所長・山中伸弥教授の特設サイト、
NHKコロナ特設サイトと、厚生労働省からの情報が最新かつ信頼できる情報源と思われます*が、
通信社の情報を直接取りに行く方法もあります。国内情報;時事通信社 https://www.jiji.com/ 共同通信社 https://www.47news.jp/
グローバル情報(日本語表示サイト);ロイター https://jp.reuters.com/ AFP通信 https://www.afpbb.com/
情報は論拠と、思考の組み立て方の正しさ(前提がおかしい、三段論法の途中で違う話になって結論に至る、
途中を飛ばして結論に至る、等がない)で判断してください。(発信者の肩書きではなく情報内容で判断を。)
コロナ対策用 ウイルス不活化(殺菌)装置
人が集まる施設には全て「コロナ対策」が必要で、特に「浮遊するウイルス」への対策が必要です。
打合せ会議室からトイレまで、人が出入りする場所には全てコロナ対策をする必要があり、さらに
「より高度なリスク低減施策」を行うことで、施設利用者の安全・安心が高まります。
■以下に紹介している紫外線/オゾン殺菌装置で、ウイルスを最大99.9%不活性化できます**。
■ オゾン水装置は、オゾン濃度1mg/Lx接触時間5秒*で、ウイルスを不活性化できます**。
(*厚生労働省予防衛生研究所データ)
【施設・学校・会社など:オゾン殺菌装置】
室内の空気・表面殺菌対策装置:衣類・持ち物等の殺菌も可能です。
ハイブリッド殺菌装置 |
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【接触感染対策:オゾン水装置】 殺菌手洗い、(ドアノブ・机など)拭き掃除に |
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【表面・空気等の殺菌:紫外線殺菌装置】
<紫外線によるコロナウイルス不活化>
読査未完了ですが、INAFとミラノ大学の共同出資研究では「3.7 mJ / cm2の254nm線量で99.9%の
新型コロナウイルス不活化を達成するのに十分」となっています。(3mjで99.9%という他大学発表もあり)
3.7 mJ / cm2=3700μW/cm2・SECなので新型コロナウイルスは大腸菌よりUVに弱いことになります。
紫外線殺菌は弱い光でも積算光量(光の強さx秒数の積)が対象の殺菌に必要な照射量に達すれば殺菌
できるので、夜間点灯させれば翌朝には光を当てた場所が殺菌されている、といった使用もできます*。
(* 紫外線の量が不明な、名ばかりの殺菌ランプでは、何秒で対象物を殺菌できるかを計算できません。)
問題は至近距離で一定時間 目視すると目の健康が損なわれる可能性があること、光の当たらない箇所は
殺菌できないことで、例えば殺菌すべき「人が握ったり、触る箇所(ドアノブ・棚・椅子の背など)」の多くは
「光の当たらない裏側」であるため、結果的に「最も殺菌すべき箇所」を殺菌できていない場合があります。
また人の居る環境で天井に取り付けて使用すると、一般の人だと目視してしまう問題があり、そういう場合は
低濃度気体の「全体に自然拡散する特性」を持つオゾンガスとの併用などが効果的です。
<オゾンによるコロナウイルス不活化>
ウイルスは、物質としての構成要素(油脂薄膜に包まれたタンパクDNA)が共通(=同じ)していて、
「オゾンに含まれる酸素原子(O3)によるタンパク質の分解(RNAやDNAの破解、たんぱく質コートの
損傷)でウイルスを不活化させる」作用も共通して働きます。
[どれだけの積算光量/オゾン曝露量で、どの菌/ウイルスが除去されるか]は一覧表化されているので、
表に従って紫外線殺菌は積算光量(=紫外線量x照射秒数)、オゾン殺菌はCT値(=オゾン濃度x接触時間min.数)を計算して、
必要なだけの量の殺菌を行い、殺菌/除去/不活化させます。
*新型コロナウイルスを使ったオゾンの有効試験結果は速報で「CT値60で99%不活化」と発表されました。また
藤田医科大学の実験で0.05ppmのオゾンをCT値60になるまで流し続けるとコロナウイルスを94.3%不活化できる
ことが2020年8月26日に発表されました。(湿度80%にて実験。55%では除染効果が減弱)
人が居る環境を瞬時にCT値60にはできませんので、毎日、人がいない時間にCT値60以上にオゾン濃度をあげ、
翌朝には付着菌や浮遊菌のリスクが無い状態にして、有人時はオゾン殺菌や紫外線殺菌と換気を併用 (風上から
風下に向かって0.05ppm以上のオゾンを流して、風下で排出/換気する)といった方法が推奨策になります。
** CT値計算、オゾン濃度実測、正しい科学的論拠によって判断して装置は選定します。
紫外線・オゾンとも殺菌性能は計算で導けますので「確かな製品」を選ぶことが大切です。
販売・提供者の無知から起きる衛生事故は食品等で山積しています。脱臭効果しかないオゾン装置、
光が弱くて届かない紫外線殺菌装置などは、性能不足ですのでウイルス対策になりません。
<オゾン水によるコロナウイルス不活化>
殺菌・ウイルス不活化効果は酸化力に比例して、その効果の順はオゾン水>二酸化塩素>次亜塩素酸 となり、
オゾン水は例えばインフルエンザウイルスなら接触時間5秒(1mg/L)で100%不活性化できます。
(厚生労働省予防衛生研究所データより)
藤田医科大学から9月23日に「手指の消毒に使用している低濃度のオゾン水が、新型コロナウイルスでも感染力を
低下させる効果があることを確認した」という発表がありました。実際に新型コロナウイルスを使用した実験で
オゾン水によるウイルス不活化効果が確認されたことは評価に値しますが、オゾン水は例えば汚れた手にスプレー
した場合、<瞬時に反応して有機汚れを分解すると同時に、オゾンは失われて無くなる>ので、ウイルスを十分に
減らさないうちにオゾン濃度ゼロになる可能性が大きく、流し続けて洗わないと明確な効果が期待できませんので
アルコールの代用というセールストークは真に受けてはいけません。
十分な量のオゾン水を貯めた中で洗う、オゾン水を流しかけ続けて洗う、といった「オゾン濃度1ppmで接触5秒」
となる洗浄殺菌に使用することを推奨します。
オゾン殺菌装置・オゾン水装置カタログ
紫外線殺菌装置
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