サニトロン 水(流水)殺菌装置
紫外線殺菌の原理は、水中でも空気中でも基本は変わりません。
対象を「ウイルス」と「細菌」に分けると、細菌は細胞を持ち、ウイルスは細胞を持ちません。 細菌は細胞分裂で増殖し、ウイルスは感染した相手の「情報」を自分の情報に書き換えます。 紫外線による殺菌は、それら対象菌のDNAの持つ情報を分解することによって行われます。 また紫外線殺菌に必要な紫外線の量(紫外線の量x秒数の積)は、菌ごとに一覧表化されています。 そのため紫外線ランプからの紫外線量をもとに照射秒数を割り出して、合理的に紫外線殺菌は行えます。
紫外線殺菌の長所 1. 菌に耐抗性を作らない 2. 対象物にほとんど変化を与えない 3. 管理が容易で、自動運転に適する 4. 処理時間が短い 5. 残留しない
紫外線殺菌の短所 1. 残留効果がない 2. 対象が表面に限られる 3. 光をさえぎるものがあると効果がない
殺菌とは「菌を全滅させること」のように思い込みがちですが、実際の対策では 「菌を減らす方法」と「菌を増殖させない方法」の、2つの組み合わせ と考えるほうが具体的です。 また「短期サイクルでの実施項目」と、「長期の間に、菌数が抑制されればよい項目」があるため、 対応は分けて考えるのが合理的で、紫外線は「滅菌・抑制 / 長期・短期」いずれの対策にも利用できます。
紫外線殺菌の対象に「一般菌」があり、簡単に言うと「そこに居る菌」と定義されます。 従って一般菌の種類は場所によって異なります。 紫外線殺菌装置では、 「大腸菌を対象とした際の殺菌能力」 「一般菌を対象とした際の殺菌能力」 上記2種類の性能目安を掲げることが多く、 「大腸菌対象能力」のおよそ2倍量の紫外線が「一般菌対象能力」になります。 *一般菌を一般細菌と呼ぶこともあります。
(1)紫外線による表面/空気殺菌装置(紫外線殺菌灯) ノージャーム
ダウン式UVレイヤー
オゾンライト
(2)紫外線による水(流水)殺菌装置 サニトロン
(3)紫外線によるタンク内殺菌装置 タンクレイア
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